アトピーで悩まれている方には、ステロイド系の薬を使うことでかゆみを抑え患部をかかないように対処している方も多いと思います。

最近ではステロイド以外の免疫抑制薬を使う方も中にはいます。

一時的にはいいものの、かゆみが止まらず何度も患部をかいてしまい、また荒れてしまう状態を繰り返す方が当院には多くいらっしゃいます。

薬はあくまでもその場の症状を止めるもので、原因までは取り除けてはいません。

その原因にアプローチできていないと、いつまでも悩まされてしまうのです。

アトピー性皮膚炎の主な症状は、赤みのある湿疹で引っ掻くと液が出てきてしまい何度も繰り返すのが特徴です。

目や口の周り、首、耳の周り、関節の周りなど、全身に現れます。

かゆみのせいでイライラしたり、寝られず不眠症のような状態になる方もおられます。

皮膚の感覚は敏感になりすぎて自律神経症状も現れ、悩まれる方もいらっしゃいます。

主な原因は遺伝要因と皮膚のバリア機能低下と免疫の過剰反応です。

遺伝要因は家族にアレルギー体質の方がいると、その情報を引き継ぎ起きることがあります。

次に皮膚のバリア機能の低下。

本来皮膚は何層にも重なり外からの刺激から体を守っていますが、アレルギーの方や皮膚の弱いところの表皮がささくれてしまうと、ダイレクトに刺激をもらってしまいます。

他の人より影響が強く出て、ハウスダスト・紫外線・汗・化学薬品などに反応してしまいます。

免疫の過剰反応は、本来異物と判断しないものまで免疫が反応してしまい、皮膚に炎症を起こす反応です。

腸内環境が悪くなることで免疫が暴走し、過剰な反応を起こしてしまいます。

この３つの原因に対してのアプローチのポイントは、反応するものを避けるだけでなく過剰な反応が出過ぎないように体作りをしていくことにあります。

アレルギー体質だとしても、バリア機能が低下していたとしても、免疫の過剰反応を抑え自分で元の状態に戻す力（自然治癒力）を高めていくことが大切なのです。

当院ではアトピーやアレルギーで過剰に反応してしまう体に対して、強い刺激を与えるアプローチは致しません。

弱い体に対しての強い刺激は毒になりかねません。

当院では、骨盤と背骨を優しく揺らして自然治癒力を高める治療法を行います。

１つ１つの関節をゆっくり調整することで、自律神経を調整し内臓の機能を本来の力まで取り戻せるように目指します。

施術後は血流の改善が始まるので少しかゆみを感じる場合はありますが、ゆっくりおさまり体の緊張がほぐれスーッと体が軽くなります。

また、ひどく症状のある方には、はりとお灸を使い体の中からゆっくりと体を調整いたします。

骨盤と背骨が調整され、内臓や自律神経が整うと自然治癒力が高まり、だんだんと症状が改善されていきます。

アトピーによりプールに行くことをためらったり、汗を激しくかくようなスポーツを避けられる方、日常生活で人の目が気になっている方も多くいらっしゃると思います。

本当に良くしたいのに、なかなか改善されないと悩まれていましたら、ぜひ私たちに相談して下さい。あなたが笑顔で生活できるよう私たちがサポートいたします。