当院には、歯医者さんや口腔外科の先生に噛み合わせの問題や食いしばりが原因と言われ、自分専用のマウスピースを作り、歯の矯正をしても顎関節症の症状が改善されないと言った方が多く来院されています。なぜそうなるかというと、顎関節症は、あご自体が問題ではないことがほとんどだからです。

あごが痛い、カクカクすると言った症状は、何らかの原因から結果的に起こった二次的な要因にすぎません。

イメージが出来にくいかもしれませんが顎関節症の根本的な原因は、骨盤のズレ、背骨の歪みによって身体が歪んでしまい、顎関節の症状が出てくることがほとんどです。

だからこそあなたの顎関節症がどこに原因があるのかを知り、的確にアプローチをしていく必要があるのです。

顎関節は、耳の前にあり口を開いたり閉じたりする際や物を噛む際に、活躍する関節です。顎の関節の中には、関節円板と言うクッションがあります。
その関節円板が固着・変形をしてしまうことにより、関節の噛み合わせが悪くなり、痛みやカクッという音がします。また、男性よりも女性の方が顎関節症になられる方が多いです。
女性は男性に比べて骨格や筋肉が弱く関節が耐えきれないため、女性の方が悩まされる方が多いのです。

顎関節症の原因は、大きく分けて3つ存在します。

• 顎周りの組織（筋肉・関節の可動域）が問題の場合
• 骨盤（仙腸関節）の問題
• 内臓・精神的な問題

 

顎関節症の原因はあごにあると思われがちですが、顎関節症で顎が原因の場合は半分以下程度です。

顎の食いしばりが強い、かみ合わせが悪いなどにより、顎周辺の筋肉が固くなり顎関節の可動域が狭くなることで顎関節症になります。

実はこのタイプが顎関節症の中で一番多い割合を占めます。

顎関節と骨盤の関節（中でも仙腸関節）は、骨盤が歪んでしまうと顎関節も同時に歪んでしまうほど密接な関係なのです。

骨盤の歪みはとても起こりやすく、座っている時に足を組むことや立っている姿勢が左右どちらかに傾いているといった小さなことで骨盤が歪んでしまいます。

元々腰が痛い方が、顎関節症になられる方が当院には少なくありません。

そのような方は、根本的な問題が顎にはないため、マウスピースをしたとしても改善される確率は低くなります。

内臓や精神は、自律神経と密接な関係性になっています。

イライラして顎を食いしばっていたり、思い悩むときに顎に頬杖（ほおづえ）をついてしまったり、顎に負担をかけてしまうことがあるのです。

このタイプはいろいろな症状を併発してしまう可能性が高いため、早めの施術をおススメします。

当院ではまず、顎関節症は何の原因から来ているのか、なぜ顎関節症になってしまったのかを、問診でしっかりとカウンセリングを致します。そこから根本的な原因をしっかりと検査で見極めアプローチしていきます。

顎関節症は自律神経と関係性が深いため、ボキボキ、がつがつ押していく施術をしてしまうと体が緊張してさらに症状が強く出てしまいます。

私たちは優しくゆらゆらとゆらす施術を行ったり内臓整体や、はり・お灸を使った施術をすることで、自身の体を改善していく力（自然治癒力）を高めていきます。

体の緊張が取れ、食いしばりや筋肉の固さが取れると首・肩まで柔らかくなり体がスーッと軽くなります。

顎関節症は、長引いてしまうと関節円板が固着・変形してしまうのでより改善されにくくなり、諦めてしまう方も多くいらっしゃいますが、適切なアプローチをすれば改善されていく症状ですので

顎関節症で食べたいものを我慢されている方や痛みや音が気になられている方も、ぜひ当院にお越しください。

私たちがしっかりサポートいたします。