腰の骨にある椎間板が、何らかの原因により『逸脱（いつだつ）』している状態の事を腰椎椎間板ヘルニアと言います。骨と骨の間にある椎間板が破れてしまい、中からゼリー状の髄核（ずいかく）が飛び出して神経を圧迫することでしびれや、痛みが起こります。

もし、整形外科などで、コルセットや、お薬､注射をしてもらいリハビリなど1カ月以上続けても良くならないのであれば、もしかしたらあなたの症状は腰だけが原因ではないのかもしれません。

また、痛みが強い時には薬を飲んだり痛み止めを注射したりして一時的には軽減するかもしれませんが、飛び出してしまった髄核を引っ込めて元に戻す作用はありません。

痛みのある所に、マッサージや電気をしても、飛び出してしまった髄核をもとの位置日戻すことはできません。

だからこそ、ヘルニアになった本当の原因を探して、的確に原因を施術していかなければ改善までとても長い時間や、痛みを抱えて生活してくことになります。

首に起こるヘルニアも腰に起こるヘルニアにもそれぞれ特徴的な症状があります。首にヘルニアが起こってしまうと、寝違えの様な痛みや、肩から指先にかけてピリピリとしたしびれや、指先の冷たさなどを感じます。

そして、腰のヘルニアが起きてしまうと、お尻から膝、くるぶし、ひどい方だと足先まで痛みを感じたりします。

腰のヘルニアだと急性期では、前かがみになることが出来なくなり、SLR検査と言って、上を向いて寝ているときに足を上げる動作をすると痛みが走るようになります。

ヘルニアには、大きく分けて2つあります。

■ 脱出型
■ 隆起型

です。

脱出型とは冒頭で述べたとおり骨と骨の間にある椎間板というクッションが破れて髄核が飛び出してしまうパターンです。

脱出型は飛び出してしまった髄核を大食細胞（マクロファージ）が邪魔だと判断して食べてくれようとします。

そのおかげで症状は激しいですが、しっかりと根本的なアプローチをしていけば３ヶ月～６ヶ月で痛みは改善されます。

しかし、膨隆型の場合はクッションの役目をしている椎間板を破ることなく、髄核と一緒に膨隆して膨れ出ることがあります。

このパターンはしっかりと適切なアプローチをしなければ膨隆した椎間板が適切な場所に戻ることがないので、症状が長引く傾向があります

ヘルニアはMRIを撮影すると人口の３分の１はヘルニアになっていると言われています。しかし、痛みが出ずに普通に生活をしている方もいれば、とても激しい痛みで生活に支障が出ている方もいます。

右側だけ、左側だけに痺れが出ている方もいれば、左右同じぐらい痺れが出ている方もいます。

これはヘルニアでも脱出して髄核が神経に当たっているか、当たっていないかの違いなだけなのです。

このように脱出した髄核の飛び出し方や方向によって、ヘルニアの症状が変わってくるのです。

20代は激しいスポーツによって、40代は姿勢の歪みやお仕事の重労働により、この年代が特にヘルニアになりやすいです。

だからこそ、ヘルニアや首や腰に直接的に原因があるのではなく、骨盤や姿勢の歪み、筋肉の緊張、普段の体の使い方を根本的に改善していかなければヘルニアの根本改善には至らないのです。

当院ではまず患者様のヘルニアになった根本的な原因を見つけ出すために問診と様々な検査を行います。その後、貴方に合った施術をしていきます。

ヘルニアの原因はそのほとんどが首や腰には原因がなく、姿勢や、骨盤のゆがみ内臓の不調などからくる筋肉の緊張や、筋力低下などが原因で発症することがほとんどです。

だからこそあなたが普段どのような姿勢をしてどのように生活しているのかを聞き

個人個人に合った施術をさせて頂きます。

例えば、姿勢や骨盤が原因なのであれば、骨盤を整え姿勢改善の指導を行います。

内臓の疲れからくるものであれば、鍼やお灸をして内臓から整えていきます。

当院では、鍼やお灸などはお子様が受けても大丈夫なように刺激の少ない優しい施術をさせて頂いておりますのでご安心ください。

このように、ヘルニアはしっかりと原因からアプローチをしていかないとなかなか改善しないものなのです。

マッサージをしても注射をしても、その場しのぎの対処法になってしまします。

だからこそ、改善の為に必要な根本原因を探して施術をさせて頂きます。

もしあなたが今、ヘルニアの症状で悩んでいて少しでも今の状況を改善したいと思っているのであれば、当院にご相談ください。納得のいく説明と施術をさせて頂きます。